2008/5 vol.79
街路樹や公園の木々の緑が眼に映える季節となりました。我が家の庭でも新緑を背景に真紅や紫のキリシマツツジが見ごろをむかえております。
先ごろ、こどもの日にちなんで総務省より次のようなデータが発表されました。我が国の今年4月1日現在における15歳未満の子供の人口は1725万人で27年連続の減少となりました。総人口に占める割合は13.5%でこちらの割合は34年連続の低下だそうです。その中でも2歳未満の子供は324万人で人口に占める割合は2.5%と最も低く、最近の出生率の低下が如実に現れています。
しかし、世界に目を向けてみるとどうでしょうか?先日、あるニュース番組で世界の人口についての話題が取り上げられておりました。それによりますと、この発行日の前後には世界の人口が66億6666万6666人に達することが確実だそうです。興味深く調べてみると、既にこの数字を超えたとの見方もあります。もっとも、これらのデータを統一すること自体不可能だと思いますが・・・。世界の人口はこの40年の間だけでも倍に膨らんだとされています。現在は更に加速し、1年間に6千万人の方が死亡されるのに対し1億4千万人もの新しい生命が誕生しており、この結果により1分間に換算して140人もの人が増え続けていることになるそうです。国連によると2050年には世界の人口は90億人を突破するとの予測が示されています。参考までに、今からおよそ200年前の世界の人口は10億人とされています。
少しだけ関連する話ですが、世の中には色々な研究をする機関や研究者が沢山いらっしゃるものです。既に環境問題や食料そしてエネルギー不足が懸念されておりますが、身近なところでは水不足も深刻な問題です。いやいや、日本は水には恵まれているとお思いでしょうが、日本の食料自給率がカロリーベースで約39%。自給率を上げる為には例えば牛一頭育てるにも相当量の水が必要とされますし、その飼料となる作物の栽培にも水が必要となるわけです。現在我が国は相当量の水を間接的に輸入し消費していることになりますが、世界の人口増加により遠くない将来に世界的な水不足がやってくるのは必至と考えられます。現実に国家間による水の売買が行なわれている地域もあるそうですし、各国では既にエネルギーの確保にも余念がありません。何れ、食料や資源の争奪戦が世界中で発生することは容易に想像がつきます。
目の前では地球温暖化や資源の枯渇が叫ばれていながら、先進国で暮らす我々は分かっていながらも、飢餓や貧困に苦しむ国を横目に全てカネの力で解決をしてきました。地球が誕生して数十億年、人類が誕生したのは10万年前と習った記憶がありますが、産業革命から200年余りの短時間で人類の一部は劇的な生活の変化を遂げ、快適な暮らしを手に入れました。我々は、この繁栄が地球の寿命と引き換えの上に成立していることにようやく気付きはじめたのです・・・。
